はじめてのIoT(2)
2017-05-06


禺画像]

家電製品の連動

家電製品の中にはある機器が動作したら合わせて動作させたい機器があります。連動させるための仕組みが用意されている場合は良いのですがそうでない場合はまず機器Aの動作を監視することで機器Bを動作させるかどうかの判断を行います。簡単には機器Aが接続されたコンセントに電流が流れているかを監視します。電流が想定されるだけ流れていた場合、機器Bの電源をONにするという仕組みで連動させることが可能です。今回はそんな連動ボックスを作成してみました。
[LINK] (禺画像])電源連動ボックスの心臓部は、AC100Vの電流を検出するセンサーです。電流センサには U-RD社の極小型クランプ式交流電流センサー CTL-6-S32-8F-CLを使用します。このセンサーはAC100Vラインに接続した負荷の消費電流に応じて1/800の電流が出力されるのでその電流を抵抗に流し電圧に変換後、AD変換してESP8266が処理します。
[LINK] (禺画像])ESP8266には(ESP-12Eでも)ADコンバーターが1CHしかありませんのでADコンバーターはI2Cに接続できるTI社のADS1115 ADコンバーターを使用しました。ADS1115は4チャネルの入力が可能です。今回はそのうちの2チャネルを使用してAC100Vラインの電流を監視します。残りは未使用ですがその他のアナログ入力(センサーなど)に使用できます。アナログ入力に温度センサーとして[LINK] (禺画像])3Dプリンターで使用している100KΩのNTCサーミスターを使用しました。デジタル出力のセンサーなら値を読み取るだけで済むのですがアナログ入力の場合は電圧を読み取り、ソフトウエア(計算式)で温度への変換を行います。0〜50℃で使用するB値を選択しています。

[LINK] (禺画像]) 赤外線リモコンでリレーをON/OFFすることもできるように赤外線リモコン受信モジュールを付けて適当なTVリモコンのキーを割り当てるようにしました。バッファロー社のHDMI切替器に赤外線受信機が付いていたのでそれを流用しました。

出力制御にはAC100VをON/OFFするので2回路リレーモジュールを使用しました。[LINK] (禺画像])温度湿度制御BOXのときとは異なりこのモジュールはリレー回路と制御回路がフォトカプラーでアイソレートされていますのでESP8266の3.3Vロジック電圧で直接動作します。リレー電源は5Vです。


電源連動ボックスの設定WEB画面です。
禺画像]左側の2つのボックスがリレーのコントロールBOXです。右側はセンサー類を入れているツールBOXです。ツールBOX内のアイコン近くの数値は現在値を1秒間隔で表示しています。コントロールBOX内の電源アイコンは現在のリレーの状態を表示します。このスクリーンショットではコントロール1にAC電流センサー1を割り当ててしきい値は20mA以上になったらリレーをONにする。コントロール2は赤外線リモコンを割り当てるという設定です。


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